沼津HVラボ  NUMAZU Hybrid Vehicle Laboratory



DIY HVバッテリー交換キット 20エスティマHV用

 



取付マニュアル
(取付編)


  1・キットの確認

 キットは、下段バッテリーユニット、上段バッテリーユニット、ボルテージセンサー、メインリレーの4つから構成されています。



   2・温度センサー確認

 慎重にバッテリーユニットをひっくり返して、温度センサーがちゃんと取り付けられているか確認してください。
 また、バッテリーユニットのゴムの吸盤のようなものは、折れて欠損していたも、問題ありません(簡単に折れてしまうのですが、気にしないで大丈夫です)。



   3・下段バッテリーユニット取付

 下段のユニットをトレーに乗せます。スタッドボルトを曲げないように気を付けましょう。

 同時に、高圧ハーネスを、元の取付ブラケットのクリップインします。クリップがちょっとやれていても、ここに刺さっていれば大丈夫です。



   4・温度センサーハーネス 取り付け

 温度センサーハーネスは、オレンジの高圧ハーネスの下を通りぬけて、ベーストレーにクリップで固定されます。
 また、吸気温度センサーも、忘れずに、エンドプレートに取り付けます。



  5・ボルテージハーネス 取り付け

 ボルテージハーネスのコネクターを取り付けます。2つコネクターがありますが、入るようにしか入りません。



  


6・ボトムケースカバー 取り付け

 まず、ガス抜きのホースをしっかりと取り付けてから、ケースカバーをかぶせます。

 エンドプレートとケースカバーは、真ん中のボルトだけで固定されていますが、左右の穴から、エンドプレートのねじ部分が見えることを確認しながら、ずれないように組みましょう。

 あと、1か所だけあった12㎜ボルトも忘れずに。10㎜のボルトは、付属の電動工具のトルクで締めれば十分です。
 最初に、全部のボルトとナットを軽く取り付けてから、均一に締め上げます。



   7・上段バッテリートレー 取り付け

 冷却ダクトが、ちゃんとかみ合っていることを確認してください。トレーは、ボトムケースの上に乗せるだけです。

 冷却ファンのハーネスをもとに戻します。一部切ってしまった固定クリップは、新たにテープで止めればOKです。



   8・フロントカバー 取り付け

 フロントカバーをもとに戻します。

 横のカーペット固定ブラケットも忘れずに取り付けてください。



   9・上段バッテリーユニット 取り付け

 上段バッテリーユニットを載せます。

 この際に、トレーのプラスチック部分のくぼみから、温度ハーネス(黒いハーネス)が出ることをしっかり確認してください。ほかのハーネスを挟まないように気を付けましょう。

 載せたら、温度ハーネスとボルテージハーネスを、後方へ引き出しておきます。



  


 


10・上段バッテリーユニットカバー 取り付け

 上段バッテリーユニットにかぶせるように、トップカバーをもとに戻します。この際に、高圧ハーネスは、カバーの穴を通すようにしますが、コルゲートチューブが削れないように気を付けましょう。

 カバーをかぶせたら、バッテリー温度センサーハーネスを取り付け(黒いハーネス2本・入るようにしか入りません)、ガス抜きホースをもとにもどします。

 そして、ボルテージハーネスを取り付けるのを忘れないようにしてください。ケースの下部後方のコネクターにちゃんとはまっていることを確認してください。

 さらに、高圧メインプラグの取付ブラケットも元に戻します。8㎜のボルト2本で固定して、高圧ハーネスも、元のルートで引き直します。また、プラグが固定されているかを感知するセンサーハーネスも忘れずに戻してください。

 各ハーネスは、取り外しと同じようなルートに取り廻して取り付けてください。



  


 
11・DCDCコンバーター 取り付け

 DCDCコンバーターをもとに戻します。

 まず、12Vの出力ハーネスをもとに戻し、安全カバーを必ずかぶせてください。このカバーを忘れると、危険です(万一、小銭などを落とした際に、このカバーがないと、ショートの原因になってしまう)。

 外したコネクターはちゃんともとに戻しましょう。カーペットをかぶせてしまうと、隠れてしまうので、しつこいくらいに確認してください。

 最後に、カバーを取り付け、オレンジのポップクリップももとに戻します。



   12・上段バッテリーユニットカバー 固定

 トップカバーのボルトを締めます。すべてのボルトを仮締めしてから、均一に本締めです。

 さらに、エンドカバーとフロントカバーも固定してください。。



  


13・カーペット 取り付け

 バッテリーのボトムケースに、ウレタンクッションや、発泡スチロールの入れ子を取り付けてから、カーペットをもとに戻します。

 最後に、シートにつながるハーネスを、カーペットから出しておいてください。サイドエアバッグが装着されている場合は、このハーネスも引き出します。



  


14・メインリレー 取り外し

 メインリレーにはまっている、すべてのコネクターを取り外し、2本のボルトと1個のナットを取り外して、メインリレーを取り外します。



   15・ボルテージセンサー 交換

 3つのカプラーを取り外し、1本のボルトを外して、ボルテージセンサーユニットを、キットに含まれるものと交換します。

 交換したら、3つのカプラーがちゃんとはまっていることを確認してください。



 


16・メインリレー 取り付け

 キットに含まれている、メインリレーを取り付けます。

 コネクターは入るようにしか入りません。1か所、ブランクになっている部分があるので、混乱しないように!

 大事なのは、メインの高圧ハーネスがちゃんと取り付けられていることです。ナットがちゃんとしまっているかを確認してください(これが緩んでいると、エラーが出てしまいます)



  


 
17・高圧ハーネス 取り付け

 バッテリーユニットから出ている、高圧ハーネスを取り付けます。

 そして、メインリレーの左側になる、ボルテージセンサーハーネスと、ECMハーネスのカプラーをしっかりはめ込みます。
 中途半端だと、接触不良を起こしやすいポイントです。

 さらに、ブランクコネクターがもとに戻っているかを確認してください。




   18・トップカバー 取り付け

 トップカバーを取り付けて、固定。高圧メインプラグをもとに戻します。



 


19・センターコンソール&シート 取り付け

 センターコンソールをもとに戻し、サイドパネルやトップカバーももとに戻します。

 シートも取り付けてください。
 先にハーネス類を取り付けないと、あとから取り付けることはできません。

 
エアバッグ装着車両は、エアバッグハーネスがしっかり入っていることを確認。ここが接触不良だと、エアバッグエラーが入り、これはスキャナーがないとリセットができませんので、細心の注意を払ってください。



20・12Vバッテリーターミナル 取り付け

 外してあった、バッテリーターミナルをもとに戻します。



ここからが大事!!


 1・エンジンを始動させる

 ブレーキを踏んで、スタートボタンを押してください。最初に、警告灯が全部点灯します。その状態で、もう一度押すと、READYランプが点灯して、エンジンがかかります。

 
もし、エンジンが始動せず、ハイブリッドシステムエラーが出る場合は、内部配線の接触不良か、コネクターの付け忘れが疑われます。すぐに、オフにして、12Vバッテリーのマイナス端子を外し、またシートやセンターコンソールを分解して、HVバッテリーの配線を再チェックしてください。

 それでもエラーが出る場合は、当店まで直接お問合せください。

 サイドエアバッグ装着車両や、プリクラッシュセーフティシステム装着車の場合、シートを取り付けた状態で、12Vバッテリーをつながないと、エラーが入ってしまいます。このエラーは、スキャナーでないとリセットできないので、くれぐれも気を付けてください。
 


2・エンジンを停止して、整備モードにする

 無事にエンジン始動を確認したら、エンジンを停止して、整備モードにします。

 
サイドブレーキをしっかりとかけたうえで、1分以内に、下記のルーティンを行ってください。

 1・ブレーキを踏まずに、2回、スタートボタンを押し、警告灯を全部点灯させる。

 2・その状態で、アクセルペダルを、4回、床まで踏む。

 3・ブレーキを踏んで、ニュートラルにシフトさせる。

 4・その状態で、アクセルペダルを、4回、床まで踏む。

 5・パーキングに戻す。

 6・その状態で、アクセルペダルを、4回、床まで踏む。

 7・メーターのインジケーターに、4WD整備モードと表示が現れるのを確認。

 8・ブレーキを踏んで、スタートボタンを押す。

 エンジンが始動したら、この状態で、30分ほどアイドリングをさせます。
 



 3・走行後、1&2を繰り返す

 ハイブリッドバッテリーを交換した後は、しばらく、制御系との相性が構築されるまで、不安定です。
 100キロほど、穏やかに走らせたのち、12Vバッテリーのマイナス端子を5分ほど外して、それから、1&2の手順を繰り返してください。

 





これで交換作業完了です!





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